樺山館



所在地 秋田県湯沢市秋の宮字九十九沢
様式 山城
築城年代
落城・廃城 文禄年間
築城者
主要城主 菅兵庫
遺構 曲輪 空堀 堀切
おススメ度  

<歴史・概要>
椛山発電所の裏手の標高302mの山頂に位置する。北、西、南の三方は急斜面な崖を利用し一部に空堀、竪堀、腰郭で補強する。東側鞍部は幅1m、高さ1.5mの土塁と幅5m深さ2mの空堀及び腰郭で防御する。館の前面に当たる西端に主郭があり100×40mの広さを持つ。北西と東にも小規模な郭があり、それぞれ幅4mの薬研状の堀切、高さ4〜5mの崖で区画される。奥羽永慶軍記によれば城主は菅兵庫とされ最上氏の雄勝郡侵攻の際に落城したとされる。

館跡は椛山発電所背後の山にあり林道が延びています。

林道を進むと空堀が現れます。林道建設時に手が加えられたと思われます

空堀。こちらも林道建設で手が加えられたと思われます。

林道をさらに進むと郭が確認できます。

正面が主郭にあたります。

主郭を分断する堀切。

主郭。

館西側の斜面。ここからの進攻は困難かと思われます。

館跡見学後に林道ではなく斜面を降りて行ったら堀切がありました。

堀切は尾根筋を完全に断ち切っています。