牛形城



所在地 秋田県湯沢市駒形町字大倉
様式 山城
築城年代
落城・廃城
築城者
主要城主 東福寺氏
遺構 曲輪 帯郭 空堀 土塁
おススメ度  

<歴史・概要>
3m深さ2〜3mの空掘とこれに隣接する土塁によって遮断され郭上に梨の古木・井戸跡が残る。この郭は東寄りで上幅3m・深さ3mで稜線を南北に切る長さ80mの空掘り二分される。西端の郭は東西20m、南北20mの方形を呈し物見と推定される。二の丸間は空掘で遮断される。空掘は全て薬研堀で合計六条認められる。
館の地名が残り雲岩寺境内に南北朝期頃の板碑が現存。大正末年に三居沢から宣徳通宝を下限とする明・宋銭が279枚発掘され漆埋蔵伝説を伝える。天正18年仙北上浦郡指出目録に東福寺領とあり村落領主東福寺氏の居城に比定。検地後、太閤蔵入れ地に設定され指出高1千刈の中、三ヶ二を上納した(色部文書)

神社から城まで道が延びています。すこしきついですが歩きやすいです。

途中の洞窟にお地蔵さんが祀られています。

道を行くと祠に行き着きます。西側の物見郭と想像されます。

祠の奥に山頂へと道が続いています。

階段状に曲輪が配置されています。

段郭の脇には帯郭が設けられています。

主郭背後に堀切が確認できます。堀切は横堀へ連絡していきます。

空掘の土を掻き揚げたであろう土塁があります。土塁には切れ目がありますが虎口でしょうか?

空掘は途中で土塁の障壁で仕切られています。

障壁の先にも堀は廻らされています。

西側の祠手前で見つけました。3度目の訪問でしたが今まで気が付きませんでした。こじんまりしていて中々可愛いらしいです。