<所在地>
茨城県美浦村木原
<歴史・概要>
永正元年(1504年)に居城を失った近藤氏元がこの城に移り住んだ。永正3年(1506年)に 近藤義勝が城主になった。
永禄5年(1562年)土岐治美が改修をし、近藤義勝が城の守備を任された。
天正2年(1574年)に小田氏の家臣で上条城主の江戸崎監物が寝返り落城した。さらに天正11年(1583年)に常陸国の大半を支配していた、佐竹義重、佐竹義宣、蘆名盛重らの軍に攻められ、また落城した。
天正18年(1590年)に豊臣秀吉の攻撃を受けて北条氏が滅亡すると、勢力を失った土岐氏の城は、秀吉の家臣となった佐竹義重に降伏し、天正19年(1591年)蘆名盛重が支配するようになった。関ヶ原の戦いの後、慶長8年(1603年)に徳川家の譜代大名だった内藤清成、青山忠成の所領になったがこの頃に廃城になった。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 |