<所在地>
秋田県男鹿市脇本
<歴史・概要>
脇本城跡は、安東氏の一族安東愛季(ちかすえ)が安土桃山時代の天正5年(1577年)に大規模な修復を行って、居城とした城であるといわれています。その規模は生鼻崎から本明寺の上の馬乗り場を経て、脇本第一小学校上の兜ヶ崎までを含む、総面積約150haに及び、東北最大級といわれています。城の遺構は、多数の曲輪(くるわ)・土塁(どるい)・空堀(からぼり)・井戸跡などの他、虎口(こぐち)と呼ばれる城の入口部などが確認され、発掘調査では当時使用した陶磁器などが出土しています。男鹿市のみならず、秋田県内でも代表的な城跡として重要な史跡となっています。指定面積1,287,383平方メートル。 |