九戸城


<所在地>

岩手県二戸市福岡城ノ内

<歴史・概要>

中世の平山城で、主に南部氏の一族である九戸氏が居城した。馬渊川と白鳥川との合流点に位置する台地を利用し、空堀によって、二の丸、若狹館(わかさだて)、外館(とだて)松丸などの曲輪群を形成し、本丸の一部には石垣をもつ。東北地方では有数の規模であったが江戸初期に廃城となった。城跡は、1935年(昭和10年)6月7日、国の史跡に指定され、現在は保存整備されている。