大井満安



氏名 大井満安
生年
没年
所在地 秋田県由利本荘市矢島町立石 高建寺
由利十二頭の一人。由利郡新荘館主。
小野寺茂道の娘を妻とした。
同じ由利十二頭の仁賀保氏と激しく争う。
文禄元年仁賀保氏を中心とする由利十二頭連合軍五千余人に攻められ荒倉館に籠城するが敗れて舅の小野寺茂道を頼り西馬音内へ
落ち延びていく。
しかし、由利十二頭の策に掛かった小野寺義道が西馬音内城を包囲し満安は西馬音内城内で自害した。
奥羽永慶軍記では「身長六尺九寸、熊の如く鬚有りて尋常の五、六人して喰うべき飯を一人して食し、
其の上大なる鮭の魚の丸焼を一本引けるに首尾ともに少しも残さず食し、弥々数の料理を露も残さず。
酒を飲むに五器の大なるを以って七度まで傾けたり」と風貌をを伝えその愛馬も陣貝の音を聞くと勇み立って大豆八升を食うので、
八升栗毛と名付けられた駿馬であったという