<所在地>
北海道函館市志海苔町
<歴史・概要>
松前藩の史書「新羅之記録」室町時代、道南地方に十二の和人の館があり志苔館もその一つで小林太郎左衛門良景が居住していたことが記されている。この記述によれば康正二年(1456年)志苔館付近でアイヌの蜂起があり、この戦いに「より翌長禄元年五月十四日志苔館が攻め落とされたといわれている。戦いの後、再び小林氏が館に居住していたが永正九年(1511年)四月十六日にアイヌの蜂起があり志苔館は陥落し館主の小林彌太郎良定が討ち死にしたといわれている。その後は小林氏が松前藩に従属したために志苔館は廃館となった。
<現地説明版より> |